飲み会幹事の挨拶・乾杯の音頭
飲み会幹事の挨拶の例をご紹介します。
「これから佐藤さんの送別会を行います。私は佐藤さんに大変お世話になりました。1年目の時、上司の承認を得る前に取引先との案件を30万円で了解してしまったことがあります。私はしまったと思い、佐藤さんに相談しました。その時に上司への稟議書を書いてくださって、上司の了解をもらえたことがありました。今後もご指導の程よろしくお願い致します。それでは乾杯の音頭を部長に取っていただきますので、ビールの準備をお願いします。」
こんな感じでいいと思います。
一言あると、佐藤さんは嬉しいものです。
事前に直属の上司に乾杯の音頭をお願いしておきましょう。
「良いよ」あるいは「乾杯は○○部長にしとけよ」などのアドバイスをくれるはずです。
そして上司は挨拶の心積もりをしてくれるはずです。
お開きの時の締めの挨拶もあります。
その辺り、部長や課長でどっちがどっちをやる、あるいは両方部長がやる等ありますから、必ず事前に上司に相談しておきましょう。
佐藤さんが皆さんにする挨拶についても同様です。
どのタイミングで佐藤さんが挨拶するかは佐藤さん本人と上司に相談しておきましょう。
乾杯後、みんな食べて飲んで適度に盛り上がったところで佐藤さんの挨拶になることが多いと思いますが、事前に打ち合わせしておきましょう。
乾杯後、時間が経って少し落ち着きましたら、「はい、これから○○に移動されます佐藤さんから一言ご挨拶がございます。佐藤さんお願いします。」と切り出して、佐藤さんから一言いただきましょう。
お店の人とメニューや料金の打ち合わせ
まず、コース料理にすると楽です。
さらに、飲み放題にしておくと、終了間際にお店の人が「ラストオーダーです」と声を掛けてくれるので、皆が「そろそろ終わりか」と分かってくれます。
22時を過ぎてもダラダラまだ宴会が続いているといったことはなくなります。
いくら幹事をやっているといっても、皆が盛り上がっている最中に「そろそろお開きなんで・・・。」と言いたくないと思います。
ラスト30分前にお店の人がラストオーダーを聞いてきてくれれば、それが避けられるというわけです。
最近の会社の飲み会は21時過ぎくらいで大体帰るというのが主流のようです。
21時過ぎくらいに終わるのがいいでしょう。
私も21時くらいに終わるように宴会を始めるようにしていました。
飲み足りないのは私のような35歳過ぎの男性です。
若い人たちは帰宅したい人が多いので、21時くらいに終わるのがいいとは私は思います。
さて、飲み放題にすると金銭的には勿体ない場合が多いです。
女性の方々がそんなにお酒を飲まない場合が多いので、お店の人と料金の交渉が必要になります。
その交渉術を書いておきます。
「飲み放題を検討しています。相談なのですが、今回は女性が多くいまして、女性陣はアルコールを飲まないので、飲み放題の料金を安くしていただくよう考慮してほしいのです。その代わりに料理はコースにしますから。」と交渉してみましょう。
大概は要望に応じてくれます。
応じてくれなかったら、「分かりました。では料理は単品でお願いします。Aを10皿、Bを10皿、Cを15皿にしてください。飲み物は当日飲み放題にするか単品にするか決めます!」と言ってみると、飲み放題を女性分について減額に応じてくれる場合が多いです。
女性分については飲み放題をソフトドリンク換算の料金にしてくれるとか…。
というのは、コース料理40人分が居酒屋さんの稼ぎ頭なんです。
はっきり言って、料理なんて全部食べないですし、単品にしてしまったら、料理は30人分あれば十分です。
40人分の料理を注文しないことは目に見えています。
単品ではお店が儲からないので、飲み放題のそのくらいの減額は了解してくれることでしょう。
それに飲み放題になれば時間制ですから2時間くらいで帰ってもらえます。
飲み放題は店側にとってもメリットがあるのです。
減額交渉ができましたら、この件を簡単に上司に報告しておきましょう。
会社が出してくれる飲み代でいくらかかってもいいのに交渉したとなれば、「あいつ意外にしっかりしてるな」と思ってもらえます。
減額交渉できなければできないで構いません。
できないからと言ってマイナスにはなりません。
言うのはタダです。
最後に、念のため書いておきますが、ホットペッパーなどのクーポンを使うのは常識です。
クーポンなどを使わなかったら、「会社のお金だからってコスト意識がないのか」と言われます。
クーポンを使う以外に、上記の交渉をする価値があるということです。
せっかくですから幹事になったことを機に、使える人だと思われてください!
飲み会幹事は飲んでる暇はありません
せっかく美味しいお店を選んでも、残念ながら飲み会幹事は飲んでいる暇はありません。
みんなのお酒がなくなっていないか、お酒が飲めない人にソフトドリンクを頼んであげるとか、箸やお皿がない人がいないか、ビールの空き瓶を下げるとか、幹事は仕事がてんこ盛りです。
最初の段階で、「注文の場合、このピンポンを押して店員さんを呼んじゃっていいですからね!」と言っておくのも一つの手段でしょう。
店員さんを直接呼んでもらえれば幹事の仕事が一つ減るので少し楽になり、他の事に気を回せます。
注文の時はペンと紙を用意して、各テーブルから注文を出してもらうといいです。
その時、幹事は1番・2番などテーブル毎に名前を付けて、店員さんにその旨を伝えておくといいでしょう。
そうすると大体の場所にお料理を持って行ってくれます。
さらに、予算が決まっている場合、コースに含まれていないオーダーは受け付けないように店員さんに予め伝えておくといいでしょう。
ここまで徹底して準備をしておくと、「幹事君、準備がいいな~!」と上司や先輩から褒められます。
宴会や飲み会を円滑に進めながらもお料理やお酒を楽しみたいという幹事様は、宴会コンパニオンを予約することも手段の1つでしょう。
熱海にある温泉旅館で宴会を行った際、コンパニオンに来てもらいました。
レディーススーツを着た女の子達がお酒を注いだり、先輩や上司の話し相手になってくれたりしたので、幹事の仕事から解放されて美味しいお料理やお酒を堪能することができました。
このように幹事に求められる仕事を宴会コンパニオンが代わりに行ってくれるので、仕事量が減ってかなり楽になります。
コンパニオン=スケベな宴会という印象を持つ方が多いと思いますが、ノーマルコンパニオンを選んでおけばそのようなことはありません。
それに対して、スーパーコンパニオンというお触りなどができる種類もあるそうですが、私は利用したことがないので、興味がある方は宴会コンパニオン付き熱海温泉旅行を参考にしてみてください。
私が熱海温泉の旅館にコンパニオンを呼んで宴会をした時にお世話になったサイトです。
職場は仕事ができて当たり前です。
しかし不思議なことに、どんなに仕事ができても、こういった幹事のような皆を導く仕事ができないと周りの評価は低くなります。
結局、「自分のことはできるけど、周りのことまではできないよね。」という評価になってしまうんです。
中学や高校時代もそうだったと思います。
クラスの代表や中心の子って、必ずしも勉強の成績が1番である必要はありませんでした。
勉強はある程度の成績でいいから、それよりもなにかと積極的だったり、クラスメイトの喧嘩の仲裁を自然とするような姿勢があったりと、リーダーシップを発揮していたはずです。
生徒も先生もその生徒を信用し、そういう空気ができていたはずです。
会社も同様で、他社との交渉の際、仕事力10・リーダー力4の子よりも、仕事力7・リーダーシップ9の子の方が、「少し勉強はしてもらうとして、ぜひ仕事を依頼してみよう!」となるわけです。
交渉や討論会は準備をしていけば何とかなることが多いのですが、リーダーシップや臨機応変力は準備してなんとかなるものではないんです。
職場の飲み会の幹事なんて誰も進んでやりたいとは思わないでしょうが、赤紙が来ちゃったらやるしかないです。
私も社会人2~5年目の時は毎回やらされました。
その時は嫌だったのですが、今思うと良い社会勉強になりました。
周りを見る力というか、そういうものが付いたと思います。
それと、何気なく自分の仕事をアピールする力が付いたと思います。
幹事をしたところで誰も褒めたり労わってくれませんが、上司や先輩などの周りの近い人たちは必ず見てくれていますよ!
飲み会幹事の事前準備
1、日にちを決める。
出欠表は回覧で回してもらうのがおすすめです。
なぜなら、社内メールや掲示板ですとレスポンスをしない人がいるからです。
この人たちの意見を聞くのに手間がかかります。
回覧ならば次の人に回さないといけないため、「レスし忘れた!」ということが無くなります。
大幅に手間が省けます。
手間は極力省くようにしていった方がいいです。
本業が忙しいですし、幹事の仕事は片手間に済ませたいものですから。
2、店・メニューを決める
基本、幹事がいいと思う店を候補にして構いません。
しかし、こういった大勢の忘年会や部会の場合、美味しいお店というのは勿論なのですが、それよりも味は無難でいいから駅から近くて雰囲気がいい所、そして体裁がいいお店の方がいいと思います。
少人数の課会ならば全員にお伺いを立ててもいいのですが、何十人もいる場合は全員に聞いていたら収拾がつきません。
お店の候補を挙げたら直属の上司に相談、報告してみましょう。
会社にはならわしというものがあります。
それに乗っ取った方が断然楽だからです。
「○○さんは海鮮がダメなんだ」や「前回そのお店だったんだよ」などの情報を上司の方はきっと教えてくれることでしょう。
上司の意見を充分に考慮して、お店を決めて予約を取りましょう。
相談に乗ってもらったその上司に、予約する前に「このお店に決めます!」と報告しておきましょう。
とにかく上司は心強い味方です。
見てないようですが、あなたの事を心配してくれています。
異存はいけませんが、相談や報告をすると足りない点を補ってくれます。
新規にお店を見つけたのであれば実際に足を運んでお店を見て、店員さんと相談することもありだと思います。
目で見ておけば雰囲気がつかめます。
見ておくと安心です。
3、日時・場所・メニューを告知する。
グループウェアや社内掲示板に宴会の日時などの詳細を明記しましょう。
4、席順を決める。
席順はくじ引きがいいでしょう。
仲いい人で固まってしまうと宴会の盛り上がりにかけることがあります。
社長や部長はくじ引きをせずにいい席で固定しましょう。
私の経験上、くじ引きの席はとてもいいです。
なぜか各エリアのバランスがとれるんです。
男性が多いようであれば、男性の間に女性が座るようにくじを作ると更にいいでしょう。
くじも当日までに全員に引いてもらいましょう。
5、支払い方法を考えておきましょう。
私はクレジットカードを作って支払いしました。
なぜならポイントが付くからです。
40人の部会の場合、1人4000円の予算として約16万円分のポイントになります!
私は大変な感じなポイントをもらうくらいいいと思います。
このくらいは報われてもいいでしょう。
私の会社の幹事はやらされている感が強かったので、歴代の幹事たちはみんな個人のクレジットカードで支払っていました。
ところが、たまに宴会幹事がポイントをもらうことに物言いをつける人がいます。
その場合、笑顔でこのように切り返しましょう。
「○○さん、幹事されます?幹事変わってもいいですよ?」と言ってあげましょう。
そうすると言われた側は、「大変な役をやってるんだからこのくらいいいかな。」と気付きます。
他の人だって「幹事は大変だし、そのくらいいいじゃない。ポイントやって幹事やらせとけ!」っていいますよ。
私もポイントくらいで幹事を変わってくれるなら、喜んで変わってもらいます。
社会人は気付かせてあげるように仕向ける言葉がけが大切です。
それと、色々と上司に幹事としての準備の相談や報告をしておけば、「あいつは頑張ってるんだからポイントくらいいいじゃないか。」ということになるもんです。
しかしながら、郷に入っては郷に従えです。
私の会社のように幹事がカードで支払ってもいいという慣習がないのであれば、歴代の幹事たちはどうしたのか先輩に聞いてみるのがいいでしょう。
通常業務を含めて会社のイベントは何事もならわしに添うことが大切です。
上司や先輩に聞きながら進めることが一番いいと思います。
会社で飲み会の幹事を10年以上やらされている管理人のブログです。
上司「今度の飲み会の幹事、君に任せるよ」
私「え~!汗汗!」
初めて幹事に任命された時、私はびっくりしました。
いつかこういうことがあるに決まっているとはいえ…。
私は社会人2年目の時、40人の部での忘年会の幹事の他、新年会、送別会、歓迎会などあらゆる幹事をやりました。
さらに、その名残からか、そういう会社の宴会になると何となく幹事をやらされる人になってしまい、6人ほどの課宴会の幹事を何度も務めました。
最初は何からやったら良いのか、何をどうやったら良いのか分かりませんでした。
取り敢えず日時を決めて、出欠を取りつつ、無難なお店の予約をして…。
そういえば、前回の飲み会の時、フットワークの軽い先輩が幹事をやっていたな、聞いてみよう!と直属の上司にも相談しました。
あたふたしながら、こんな感じでした。
よく分からないまま手探りで進めましたが、1度経験してしまえば2度目の幹事はかなり楽にできますし、どんどん手馴れていきます。
絶対にこうやらないといけないということはありません。
失礼のないように大体のツボを抑えてやっていけばいいのです。
私の体験談、こうしたらもっと良くなるという私の考えを元に飲み会幹事マニュアルを書きました。
社会人1、2年目くらいで初めて幹事をやらされることになって困っている方の参考になれば嬉しいです!
1、2度経験すれば、飲み会の幹事なんて何ということはありません。
良いチャンスだと思って、若い時に忘年会や飲み会などの幹事を経験しておきましょう!